ぽんの長文ログ

推しにまつわることなど

【日プ2】最終回の日記

 

今日、推しがデビューできませんでした。

 

ここまでの順位発表では、一度も圏外になったことのない子でした。
ファイナルで11人が選ばれる中、最後まで推しの名前は呼ばれませんでした。

 

ごはんを食べて、オタクと深夜まで電話して、お風呂に入って。
部屋を暗くして布団に入った瞬間もうダメでした。

 

「絶対にデビューしたい」と言っていた彼。
夢を追って渡韓し、言葉も経験もないままひたむきに努力してきたこと
番組でも一度も弱音を吐かなかったこと
これまで落ちた子の夢を背負ってきたこと

 

ごめん。デビューさせてあげられなくてごめん。

 

最後の順位発表式で、彼は最後まで泣きませんでした。
呼ばれた練習生を笑顔で見送り、発表の時にはじっと前を見据えて立っていました。
そして呼ばれなかった練習生全員で「ありがとうございました」と頭をさげたあと、
初めて涙が頬を伝ったそうです。
エンディングで一瞬だけ映ったのは、悔しそうに涙をぬぐう彼の姿。

 

彼に悪いところは本当にひとつもなかった。
パフォーマンスも技術も人柄もすべてが備わっていたし、人気もあった。

 

自分がもっと布教していれば未来は変わったのではないか。
煙たがられても友人や知人に投票をお願いするべきだったのでは。
遅すぎる後悔があとからあとからやってきて、彼がデビューできなかったという事実を頭ではわかっても受け入れられなかった。

 

投票しなかった人は今まで彼の何を見ていたんだろう、と八つ当たりもした。
それぐらいランキングに彼の名前がないことが信じられなかった。
デビューしたメンバーで結成されたグループも彼がいないなら応援できなかった。


みんなそれぞれに推しがいて、落ちていい人なんて誰もいなかっただけなのに。


それでも推しは落ちてしまった。

 

推しがデビューしなかった世界をどう受け入れればいいんだろう。


明日から一般人になる彼をどうやって応援したらいいんだろう。


こんなにも毎日を楽しませてくれて、元気も勇気ももらったのに
ファンとして何も返せなかった。

 

「こんなに苦しむなら出会わなければよかった」という言葉に対して
「君を知らずに100年生きるよりずっといい」と返す映画があるけれど、
今、こんなにも苦しい。

 

どうかせめて、苦しいのが私たちファンだけでありますように
彼がこれから前を向いていけますように。

 

またいつか花道を歩もうとする彼を応援することができますように。

 

覚めない夢を見せてくれてありがとう。

 

 

#蓮汰_シアワセをありがとう